こんにちは。
【岡山 神社・パワースポットめぐり】管理人のりゅううんです。
今日は津山市にある【サムハラ神社 奥の宮】のご紹介です。
パワースポットとして有名で「神さまに呼ばれた人だけが行ける」と言われています。
わたしは初めてお参りをした際に、とんでもない体験をしてしまいました。
金刀比羅宮の隣にある【サムハラ神社 奥の宮】
今回ご紹介するのは、津山市にある【サムハラ神社 奥の宮】です。
強力なパワースポットとして岡山県外にも有名ですね。
名称:サムハラ神社 奥の宮
場所:岡山県津山市加茂町中原899
御祭神:造化三神(ぞうかさんしん)
・天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
・高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
・神産巣日神(かみむすひのかみ)
【サムハラ神社 奥の宮】は金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)の境内にあります。
Googleマップなどを頼りに【サムハラ神社 奥の宮】を目指すと、金刀比羅神社の駐車場に着きます。
前もって【サムハラ神社 奥の宮】が金刀比羅神社の境内にあることを知らないと
「あれ!? 違う神社に着いちゃった?」
と焦るかもしれませんが大丈夫です。
この鳥居をくぐりましょう。

結構キツい階段がありますが、金刀比羅神社まで登ればその奥に【サムハラ神社 奥の宮】があります。
ただ、もちろん
金刀比羅神社を素通りして【サムハラ神社 奥の宮】にだけお参りする
なんていうことはせず、金刀比羅神社にもお参りをしましょうね。
金刀比羅神社のご祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)です。

階段の登り口には立派な石碑が建っています。
第68代・69代の総理大臣を務めた大平正芳(おおひらまさよし)元首相の書なんですね。
金刀比羅神社といえばもとは香川県の神社。
大平正芳元首相も香川の方でした。
そのつながりで揮毫(きごう)されたのでしょうか。
余談ですが、大平正芳元首相といえば熱心なクリスチャンで有名でした。
そんな方でもこうして金刀比羅神社という字を書かれたのは、ご自身の宗教的な思想にがんじがらめにされず、日本古来の神さまも大切にされていたのだなと感じますね。
【サムハラ神社 奥の宮】にまつわる情報
サムハラ神社はいろいろな情報がありますので、主なところをいくつか押さえてからパワースポットとしてのご紹介をしていきましょう。
1 「サムハラ」ってどういう意味?
もはやネット上には山ほど情報がありますが、「サムハラ」とは神字(しんじ)で漢字ではありません。
神字とは神代文字(じんだいもじ・かみよもじ)とも言い、漢字が伝来する前の古代日本で使われていた文字だと言われています。
「漢字伝来前なのに何で【手へん】がついてるの?」
というのは分かりません。
形が漢字に似ているのか、あるいは漢字伝来の後に変化していったのかもしれませんね。

2 【サムハラ神社 奥の宮】でお祀りしている神様は?
【サムハラ神社 奥の宮】のご祭神は【造化三神(ぞうかさんしん)】であり、次の三柱の神さまがたです。
御祭神:造化三神(ぞうかさんしん)
・天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
・高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
・神産巣日神(かみむすひのかみ)
この三柱の神さまがたは、日本で一番最初にお姿を現された神様です。
天地開闢(てんちかいびゃく)といって、高天原(たかのあまはら ※他の読み方も多数)ができた際、最初に天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)が姿を現されましやた。
そして高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)の順にお姿をお見せに
なられ、そのまま消えられた…というのが我が国の最初の神さまです。
【サムハラ神社 奥の宮】ではこの造化三神をお祀りしています。

3 なぜ【奥の宮】なの?
【奥の宮】というように、サムハラ神社はほかにもあります。
単に「サムハラ神社」と検索すると、大阪にある神社が出てくるはずです。
どちらも田中富三郎という方が私財を投じて建てられた神社です。
田中翁はもともと津山の方で、古びていた祠を自費で修復しました。
それが津山の【サムハラ神社 奥の宮】の始まりです。
その後事業で成功した田中翁は大阪に新しい神社を建立し、元々あった津山のサムハラ神社は【サムハラ神社 奥の宮】と呼ばれるようになったそうです。
意外と「普通」? 【サムハラ神社 奥の宮】
わたしが初めて【サムハラ神社 奥の宮】を訪れたのは2023年8月のことです。
一緒に神社やパワースポットをめぐっている友人が一緒でした。
【サムハラ神社 奥の宮】は思っていたよりもずっと小さなお社で、お参りをしたわたしはあまり強いオーラや「気」のようなものを感じられませんでした。
「何か、悪い意味じゃなくて『普通』の神社だね」
わたしは友人にそんなことを言ってしまいました。
その日は休日だったこともあってか【サムハラ神社 奥の宮】は混んでいました。
わたしたちの後には8人づれのご家族が順番を待っていたこともあり、あまりゆっくりその場にいることができなかったせいもあるかもしれません。

反省していますが、言い訳をさせていただけるなら、有名なパワースポットというのは力が強すぎて圧倒されてしまったり、気分が悪くなったりすることもあるのです。
あとは大きな声では言いにくいのですが、パワースポットと言いながらも「悪いパワー」のようなものが渦巻く場所もあるのは事実です。
しかし【サムハラ神社 奥の宮】はどちらとも違い、とても穏やかな雰囲気を感じました。
お参りは丁寧にしたのですが
「展望台があるみたいだから上がっていかない?」
という友人に、また来ようよと言ってしまいました。
展望台に上がる途中に、【サムハラ神社 奥の宮】の旧社(もともとお社があった場所)があったと知ったのは、自宅に帰ってからのことです。
【サムハラ神社 奥の宮】へのお参りが終わり、せっかく津山まで来たのだから、帰り道で中山神社にもお参りをして行こうとわたしたちは中山神社を目的地に設定しました。
【サムハラ神社 奥の宮】からの帰り道での不思議な体験
あとで調べてみると【サムハラ神社 奥の宮】から中山神社に行く道は県道68号を通るか、県道6号を戻るかどちらかのようです。
ですがその時、Googleマップは山の中を抜ける道を指示しました。
わたしたちは何の予備知識もなくGoogleマップの案内通りに車を走らせたのですがこれが大変な山道だったのです。
Googleマップで見ると真ん中に細い道がありますが、多分この道だったのだろうと思います。
(「津山市」という文字の右の道路)
一応舗装はされていますが、すれ違いはとても無理でガードレールもありません。
数日前の台風のせいか、道には拳ほどの石や大人の腕ほどもある木の枝が散乱していてわたしは段々無口になっていきました。
こんなところでパンクしたら終わりです。
何とか20分ほど車を走らせ、やっと下りになったあたりで事件は起きました。
「ギシギシギシギシ!!」
急にタイヤから音がすると、ブレーキの効きが悪くなりました。
タイヤに何かが絡んでいるような感触がします。
たぶん、木の枝がタイヤに引っかかったのでしょう。
わたしは慌てて車を止めましたが、車一台がギリギリの坂道で周りは完全な森の中。
タイヤを見てみようとシートベルトを外したのですが、サイドブレーキをいっぱいに引いても、ブレーキペダルを踏んでいないと車が勝手に動くのです。
今考えてみるとそれも不思議な話ですが、少なくともその時はわたしはブレーキペダルから足を動かすわけにはいきませんでした。
友人が車から降りてタイヤを見てくれましたが、何も挟まっていないと言います。
わたしたちは顔を見合わせ、もう一度車を出そうとしました。
ところが何と今度は、二人ともシートベルトが出てこないのです。
何度やっても、一度深呼吸をしてみてもどちらのシートベルトも動きません。
自慢ではありませんがわたしたちは真面目で、シートベルトをせずに運転したりしないのです。
しかもこんな山道で。
「どういうこと…!?」
二人で青くなっていると、2分ほどして急にスッとシートベルトが動いたのです。
しかも全く同じタイミングで。
(わたしの車は古い軽四で、自動制御装置などはついていません)
私たちはまた顔を見合わせ、とりあえず動こう、とアクセルをゆっくり踏みました。
ひとまず車が動くうちに平坦な場所に出なければ、点検もできません。
ところが今度はタイヤからしていた音が聞こえないのです。
ブレーキも快調で、先ほどのできごとがウソのようでした。
【サムハラ神社 奥の宮】はやっぱりとんでもないパワースポット
このことは正直、このブログで書くべきか迷いました。
それでも書くことにしたのは【サムハラ神社 奥の宮】がいかに力のある神社であるか知っていただくよい実例だと思ったのです。
考え方としては二通りあります。
1 「普通」だと思い、また旧社へも立ち寄らなかったため神さまがお怒りになった
2 一度足止めをすることで事故から救ってくださった
1の方があり得るのかもしれませんが、わたしが2だと考える理由があります。
やっと山道を抜けて一般道に出た時、正面からすごいスピードでこちらに蛇行してきた車があったのです。
あと少し早ければあの車にぶつかっていた可能性は充分にありましたし、またその車と山道のどこかで鉢合わせていたらそれこそ身動きが取れなくなっていたはずです。

サムハラ神社のご利益としては
「ケガや事故、危険から守ってくださる」
ことが非常に多いようです。
きっとあれは、神さまが事故からわたしを守ってくれたのだと思います。
正直にいえば、わたしは霊感が強い方ではありません。
それまでに不思議な体験をしたこともほとんどありません。
それだけにあの時の経験はとてつもないインパクトがあり常識では考えられない体験だったと言わざるを得ません。
実を言えばあれからまだお礼には伺えていません。
近いうちに【サムハラ神社 奥の宮】にお礼をお伝えに行こうと思っています。