こんにちは。
【岡山 神社・パワースポットめぐり】管理人のりゅううんです。
今日は岡山市北区にある【出雲大社 岡山分院】のご紹介です。
天満屋から歩いても5分ほどの繁華街にありますが、とても静かなパワースポットです。
【出雲大社 岡山分院】は岡山市北区の繁華街にある
今回ご紹介するのは、岡山市北区中山下(なかさんげ)にある【出雲大社 岡山分院】です。
名前のとおり島根県にある出雲大社の分院で、小ぢんまりとした神社ではあります。
名称:出雲大社 岡山分院
場所:岡山県岡山市北区中山下1-5-58
御祭神:大国主命(おおくにぬしのみこと)
場所としては岡山市の繁華街である表町(おもてちょう)からも近く、天満屋からは歩いて5分弱です。

目の前には岡山でのラーメンランキングで1位にもなったことがある有名なラーメン店【麺酒 一照庵】さんがあります。
こう書くと
「周りが騒がしそう…落ち着いてお参りできるかな?」
と思うかもしれません。
ですが、【出雲大社 岡山分院】はいつ行っても静かで落ち着いた空気が流れています。
何だかぽっかりと落ち着いた空気で、パワースポットで言えばどことなく安仁神社と似た優しさがあります。
わたしは滅多におみくじを引かないのですが、初めて【出雲大社 岡山分院】にお参りした際、なぜか導かれるようにおみくじを引いてしまいました。
そして、そこに書いていたことは驚くほど当たったのです。
【出雲大社 岡山分院】にお参りをした際にはおみくじを引いてみてはいかがでしょうか。
大国主命をお祀りする 【出雲大社 岡山分院】
その名前の通り【出雲大社 岡山分院】は島根県にある【出雲大社】から、ご祭神である大国主命(おおくにぬしのみこと)を分霊した神社です。
【分霊】とは【ぶんれい】あるいは【わけみたま】と読み、とても簡単に言ってしまうと
出雲大社にいらっしゃる大国主命に、他の神社にも来ていただく
ことです。
神道では分霊をしても、島根にある出雲大社 本院のお力が弱くなるわけでなく、また岡山の神社でも島根の本院と同じご利益があるのです。
例えば、天照大神をお祀りした神社は日本にたくさんありますよね。
神さまは同時にいくつもの場所にいることができるのです。

ここで、【出雲大社 岡山分院】のご祭神である大国主命について少しだけご説明しましょう。
日本神話に詳しくない方でも【因幡の白兎】のお話は聞いたことがあるのではないでしょうか。
ワニザメに毛皮をはがれ、その後でたまたま通りかかった神さまたちにだまされ、からだ中が痛くて泣いていたウサギを一柱の神さまが助けるお話です。
あのお話の主人公が大国主命であり、国津神(くにつかみ:日本を造った神々)の主宰神です。
仏教が伝来すると、大黒天(大黒さま)とも同一視されるようになりました。
素戔嗚尊(または須佐之男命:すさのおのみこと)のご子孫であり、葦原の中国(あしはらのなかつくに)と呼ばれた古代日本を、まじないや医療などで国家として形作っていった神さまです。
最終的には天津神(あまつかみ)である天照大神に葦原の中国を譲りました(国譲り)。
お礼に天津神が出雲大社を修復し、大国主命は出雲大社に住まわれることになったのです。
大国主命は国津神で最も有名で強大な神さまだと言え、日本神話全体を通しても大きな影響力のある神さまです。
まず【祓社(はらえのやしろ)】にお参りしよう
【出雲大社 岡山分院】にお参りに来たら大切なのが
いきなり拝殿にお参りしない
ということです。
神社での作法といえば
- 手水舎で手や口を清める
- 正面にある拝殿にお参り
- 拝殿の左手から「順路」に従って、境内にある摂社・末社にお参り
という順番が普通です。
ですが【出雲大社 岡山分院】の鳥居をくぐると手水舎の手前に小さなお社があるのに気付きます。

これは【祓社(はらえのやしろ)】と呼ばれるお社です。
島根県の出雲大社にも同様のお社があります。
祓社がある神社では、まずこの祓社にお参りし、心身の汚れを祓っていただかなくてはなりません。
祓社には【祓戸大神(はらえどのおおかみ)】と呼ばれる四柱の神さまがいらっしゃいます。
祓戸大神(はらえどのおおかみ)
・瀬織津比売神(せおりつひめ)
・速開都比売神(はやあきつひめ)
・気吹戸主神(いぶきどぬし)
・速佐須良比売神(はやさすらひめ)
【出雲大社 岡山分院】に伺った際には、拝殿で大国主命にお参りをする前にまずは祓社にお参りし、祓戸大神に心身の汚れを落としていただきましょう。
重要! 【出雲大社 岡山分院】では拍手は4回!
このブログを読んでくださっている方は「神社でのお参りの仕方」はご存知でしょう。
そう「二礼二拍手一礼」です。
二回おじぎをした後で柏手を二回打ち、最後にもう一度おじぎをします。
しかし出雲大社では「二礼二拍手一礼」ではありません!
出雲大社では「二礼四拍手一礼(にれいしはくしゅいちれい)」です!
めずらしいお参りの仕方なので知らない方もいるかもしれません。
二礼四拍手一礼でお参りをする神社は少なく、宇佐八幡宮や新潟の彌彦神社などごく一部です。
これは凄く専門的で難しい話になるのですが、実は神社にお参りする際は二礼二拍手一礼でなくてもいいのです。

一部の方には怒られるかもしれませんが、二礼二拍手一礼というのは戦後になって一般化したお参りの作法であり、戦前までの日本ではそのような全国的な決まりはありませんでした。
別に礼をするだけでも、手を合わせるだけでも、心がこもっていればいいのです。
ただし、出雲大社のように「二礼四拍手一礼」という作法が決まっている神社は「その作法でお参りしてほしい」とはっきり決まっているわけです。
せっかくお参りをするのですから二礼四拍手一礼でお参りしましょう。

【出雲大社 岡山分院】は街中にあるとは思えないぐらい静かで落ち着いたパワースポットです。
お参りをしている方も多く、よい気が充満しています。
また小ぢんまりとしていますがなぜか広々と感じます。
目の前にはコインパーキングもありますので、ぜひ一度お参りをしてみて下さい。
おみくじを引くのを忘れずに!